海外からの詐欺電話、最近ホントに多くなっていませんか?実際にわたしの知人も「+1」から始まる怪しい番号からの着信を受けて、思わず出てしまったという話を聞きました。警察庁のデータによると、2024年6月時点で特殊詐欺に使われた番号の約54%が国際電話番号だったそうです。さらに2025年3月には76.8%まで急上昇しているという驚きの事実も!でも安心してください。海外からの詐欺電話にはちゃんと見分け方があるんです。危険な国番号の特徴から具体的な対策方法まで、詳しく調べてみました!
海外詐欺電話で多い国番号はこれ
まず知っておきたいのが、詐欺でよく使われる国番号です。トビラシステムズの調査によると、2025年5月に着信件数が多かった国際電話の国番号で最も多いのは+1(アメリカ・カナダなどの北米地域)となっています。
実際に調べてみたところ、北米地域がトップを占めていて、次に中国、カンボジア、オーストリアと続いているようです。
要注意の国番号一覧
以下の国番号からの身に覚えのない着信には特に注意が必要です
・+1(アメリカ・カナダ)
・+44(イギリス)
・+86(中国)
・+63(フィリピン)
・+800(国際フリーフォン)
・+94(スリランカ)
・+61(オーストラリア)
さらに注意が必要なのは、+28、+29、+69、+80などの「存在しない国番号」を使った偽装も確認されていることです。これらの番号からの着信は、間違いなく詐欺と考えて良いでしょう。
ところで、わたしも以前「+800」から着信があったときは、フリーダイヤルっぽいし大丈夫かなと思ってしまったんです(危なかった…)。でも国際フリーフォンでも詐欺に使われることがあるので、知らない番号なら出ない方が賢明ですね。
海外からの詐欺電話の主な手口
海外からの詐欺電話にはいくつかの典型的なパターンがあります。手口を知っておくことで、冷静に対処できるはずです。
一番多いのが国際ワン切り詐欺です。これは海外の電話番号から1〜2回だけ着信を残し、折り返しの電話をかけさせる手口なんです。折り返すと高額な通話料を請求されてしまいます。
架空料金請求詐欺
大手企業を装って「未納料金がある」「サービスが停止される」などの自動音声を流すパターンもあります。NTTやクレジットカード会社を名乗って、個人情報や金銭を要求してくる手口です。
実は先月、友人がまさにこの手口に遭いそうになったらしいです。「NTTファイナンス」を名乗る自動音声で「料金未払い」と言われて、一瞬焦ったそうですが、冷静になって切ったとのこと。
公的機関詐欺
国の行政機関や大使館職員を装った自動音声で「担当者につなぐには○番を押してください」と案内し、事務手数料や個人情報を要求する手口もあります。
警察を装って末尾に「0110」をつけたオレオレ詐欺も多く報告されているそうです。
詐欺電話を見分けるポイント
海外からの詐欺電話を見分けるには、いくつかのポイントがあります。
まず、身に覚えのない「+」で始まる番号からの着信には基本的に出ないことが重要です。普段海外の方と連絡を取らない場合は、国際電話の着信は怪しいと考えて間違いありません。
ネット上では「海外からの電話に出てしまったけど、すぐに切れば大丈夫だと思ってた」という声もありますが、実際には出てしまった時点で相手に電話番号が有効だと知らせてしまう可能性があります。
こんな特徴があったら要注意
・異常に長い呼び出し回数
・自動音声ガイダンス
・不自然な日本語
・強引な金銭要求
・「緊急」「至急」といった言葉で焦らせる
特に「1を押してください」「情報を入力してください」といった操作を促す自動音声には絶対に従わないでください。
そういえば、機械的な音声って独特の雰囲気がありますよね。人間の声とは明らかに違うので、そこで判断することも大切かもしれません。
海外詐欺電話に出てしまった時の対処法
万が一海外からの詐欺電話に出てしまった場合は、まず落ち着いて対処することが大切です。
電話に出てしまったときは、相手の名前を聞くことから始めてください。相手が名乗らない場合や曖昧な回答をする場合は、その時点で怪しいと判断できます。
もし個人情報を話してしまった場合は、速やかに警察に相談しましょう。特にクレジットカード情報や銀行口座情報を伝えてしまった場合は、カード会社や銀行に連絡して、カードの停止や口座の凍結を依頼することが重要です。
相談窓口を活用しよう
2025年6月10日から、総務省が「迷惑電話対策相談センター」(通称「でんわんセンター」)を開設しています。国際電話による不審な着信や詐欺被害に関する相談を受け付けているので、不安な場合は活用してください。
また、警察相談専用電話「#9110」も利用できます。平日の午前8時30分から午後5時15分まで受け付けています(詳しい受付時間は地域によって異なる場合があります)。
被害を防ぐための対策方法
海外からの詐欺電話被害を防ぐために、今すぐできる対策をいくつかご紹介します。
最も効果的なのは国際電話の着信ブロックです。普段海外の方と固定電話で通話をしない場合は、国際電話の利用休止を申し込むことができるそうです。
ただし、具体的な手続き方法については、各通信会社で異なる可能性があるため、詳しくは公式サイトでご確認ください。
携帯電話の設定見直し
携帯電話の場合は、以下の設定を見直してみてください
1. 番号非通知の着信を拒否
2. 電話帳登録外番号からの着信を拒否
3. 留守番電話機能を活用
4. セキュリティ対策アプリの利用
実際に、わたしも携帯電話の設定を見直したところ、知らない番号からの着信が激減しました。最初は設定方法がよくわからなくて悩みましたが、調べてみると意外と簡単でした(設定画面をいじるのはちょっとドキドキしましたけど)。
あ、そうそう、書き忘れていましたが、最近は詐欺対策アプリも進化していて、自動で怪しい番号を判別してくれるものもあるんです。スマホに詳しくない方でも使いやすいものが多いので、検討してみる価値はありそうですね。
海外詐欺電話の被害を防ぐために今すぐできること
海外からの詐欺電話は年々巧妙化していますが、基本的な対策を知っていれば被害を防ぐことができます。
重要なのは「身に覚えのない国際電話には出ない」「着信履歴があっても折り返さない」「個人情報は絶対に教えない」という3つの原則を守ることです。
また、家族や友人とも情報を共有して、みんなで詐欺被害を防いでいきましょう。特に高齢の方は狙われやすいので、普段から注意を呼びかけることが大切かもしれません。
不安を感じたら一人で悩まず、専門機関に相談することをおすすめします。詐欺の手口は日々進化しているので、2025年7月現在の情報でも、今後変更される可能性があります。最新情報を確認して、しっかりと対策を取っていきましょう。