【国際ワン切り詐欺】海外からの不審な電話に要注意!折り返すと高額請求の危険性

最近、見知らぬ海外の番号からワンコールで切れる不審な電話が急増しています!これは「国際ワン切り詐欺」と呼ばれる新しい手口で、うっかり折り返すと高額な通話料を請求される危険な詐欺なんです。2024年からIP電話の規制が厳しくなった影響らしく、詐欺グループが国際電話番号を悪用するケースが増えているみたいなんですね。一体どんな仕組みで私たちからお金を騙し取ろうとしているのか、そして被害に遭わないためにはどうすればいいのか、いろいろ調べてみました!

国際ワン切り詐欺って一体何なの

国際ワン切り詐欺とは、海外の電話番号を使って1回の呼び出し音で電話を切る「ワン切り」を行い、着信履歴を残すことで折り返しの電話をかけさせる詐欺の手口です。「+」から始まる見慣れない番号から突然電話がかかってきて、すぐに切れてしまうのが特徴。

正直なところ、最初は「あれ?重要な電話だったのかな?」と思って折り返してしまいそうになりました(実際に迷ったことがあります)。でも、これがまさに詐欺グループの狙いなんですよね。

ネット上では「+674(ナウル共和国)から着信があった」「マーシャル諸島から電話がかかってきた」といった報告が相次いでいるそうです。聞いたことない国名も多くて、ますます不安になってしまいます。

なぜ今国際電話番号が使われているの

これまで特殊詐欺には、IP電話番号(050から始まる番号)がよく使われていました。比較的簡単に入手できたため、詐欺グループにとって都合が良かったんです。

ところが、2024年からIP電話番号の取得に本人確認が必要となり、悪用することが難しくなった模様。その結果、新たな手口として国際電話番号が利用されるようになったというわけです。

詐欺グループの巧妙な仕組みを解明

国際ワン切り詐欺の仕組みはシンプルですが、とても巧妙に作られているかも。まず、詐欺グループは海外の電話番号から短時間の着信を入れ、相手が折り返すことを狙います。

折り返した場合、高額な国際通話料が発生し、その一部が詐欺グループの収益となる仕組みです。これって、現地の通信会社の関係者と詐欺グループが結託している可能性が高いらしいんです。

詐欺グループは自動的に大量の電話をかけるシステムを構築していると考えられており、無作為に選んだ電話番号に「ワン切り」を繰り返している模様。手当たり次第にワン切りの国際電話をする手口なので、いつ誰にでもかかってくる可能性があります。

特に注意すべき国番号

警察庁の調べによると、特殊詐欺で使用された国際電話番号のうち、以下の国番号からの着信事例があります

・アメリカ・カナダ(+1)
・イギリス(+44)
・ノルウェー(+47)
・スウェーデン(+46)
・ドイツ(+49)
・ルーマニア(+40)

身に覚えのない海外の電話番号や、特殊詐欺に使用されやすいアメリカ(+1)の番号には特に注意が必要ですね。

なぜこんなに高額な料金が発生するの

国際通話料って、国内通話と比較してすごく高額に設定されているんです。例えば、大手キャリアの場合、特定の国や地域への通話料は30秒で数十円から数百円もかかってしまうことがあります(※料金は時期や通信会社により異なる場合があります)。

これだけでも驚きですが、詐欺グループはさらに巧妙な手口を使ってきます。折り返し後に自動音声が流れ、「少々お待ちください」といったアナウンスで通話時間を延ばそうとするケースも。

迷惑電話防止サービスを手掛けるトビラシステムズが調査の一環でフランスからの不審電話に折り返したところ、英語で「2万ユーロが当たりました」という音声が流れ、「男性は1、女性は2を押してください」と数字のボタン操作を促されたそうです

まあ、こんな風に通話時間を長引かせることで、さらに高額な料金を発生させるのが狙いなんでしょうね。

ネット上では「国際電話って本当に高いの?」という疑問もありますが、実際の料金を見ると納得せざるを得ません。1分間で数百円から数千円に達する場合もあるということなので、うっかり長時間通話してしまったら大変なことになってしまいます。

被害を防ぐための具体的な対策

最も大切なのは、見慣れない国際電話番号からの着信には安易に応じないこと。知らない国際電話番号からワンコールの着信が残っても、絶対に折り返さないようにしましょう。

スマホでできる設定対策

スマートフォンによっては、着信秒数が短い通信を履歴に表示させない機能が付いているものもあります。これは「折り返し防止」にとても有効だそうです。

また、キャリア側や端末側での着信拒否設定や国際電話設定の解除を行うのも対策の一つかも

重要な連絡であれば、相手から再度かけ直してくるか、他の方法で連絡があるはずなので、慌てて折り返す必要はありません。不安な場合は、番号を検索して被害報告がないか確認することも大切。

去年の夏頃だったか、実際にぼくのスマホにも「+44」から始まる番号から着信がありました。最初は「あれ?何だろう」と思いましたが(ちょっとドキドキしました)、ニュースで見たことを思い出して折り返しませんでした。後で調べてみると、同じような番号からの被害報告がいくつも見つかって、ホッとしました。

万が一被害に遭ってしまった場合の対処法

もし国際ワン切り詐欺の電話に折り返してしまった場合、まず即座に通話を終了することが重要です。長時間通話を続けないよう注意しましょう。

被害に遭った場合の対処法として、通信キャリアに高額請求について相談し、減額交渉を行うことが考えられます。また、警察に詐欺被害として届け出る、消費生活センターに相談することも必要。

総務省が迷惑電話対策相談センター(通称「でんわんセンター」)を開設しており、国際電話による不審な着信・詐欺被害に関する情報提供やご相談を受け付けています(※詳しくは総務省の公式サイトでご確認ください)。

そういえば、国際ワン切り詐欺に折り返してしまうと、詐欺グループに「この電話番号は応答する可能性が高い」と認識されてしまうらしいんです。結果として、被害者の電話番号が「カモリスト」と呼ばれる名簿に登録される可能性があります。

このカモリストは、他の詐欺グループ間でも売買・共有され、別の詐欺のターゲットにされる可能性が高まるため、今後の被害防止のため国際電話の利用停止手続きを検討することも重要でしょう。

私たちにできることと今後の注意点

国際ワン切り詐欺は、不審な国際電話番号からの着信に折り返すことで高額な国際通話料が請求される巧妙な詐欺手口です。詐欺グループは海外の通信会社と結託し、通話料の一部を不正に受け取る仕組みを構築していると考えられます。

一番効果的な対策は、やはり「知らない国際電話番号からの着信には出ない、折り返さない」ことです。重要な連絡なら、相手から再度連絡があるはずですからね。

ネット上では「でも本当に大事な電話だったらどうしよう」という心配の声もありますが、正直なところ、海外から本当に重要な連絡がある場合は、事前に連絡があったり、メールなど他の手段でも連絡があるものです。

詐欺の手口は進化し続けているので、最新情報の確認も大切。セキュリティ対策サービスなども活用して、被害を未然に防ぐよう心がけましょう。まあ、完璧な対策は難しいかもしれませんが、個人の注意が最も重要だと思います。